「ギャングオブニューヨーク」や「ディパーテッド」などの作品ですっかりお馴染みになった
レオナルド・ディカプリオとマーチン・スコセッシのコンビが放つサイコ・スリラー。
レオナルド・ディカプリオ演じるFBI捜査官のテディ・ダニエルズは失踪事件を調査する為に
「シャッターアイランド」と呼ばれる島を訪れる。
そこは精神を病んだ患者や精神疾患と判定された凶悪犯が収容されるアッシュクリフ病院が
あるだけの、世間から隔離された島だった。失踪したのはそこの患者だという。
連絡船以外では島外に出ることもできない孤島の病院で、密室に近い状態の病室からどうやって、
そして何の為に脱出したのか?
事件の謎を追うテディだが、実はもう1つの隠された目的があった。
それは数年前に妻の死をもたらした放火犯、アンドリュー・レディスという男を探す事だった。
失踪事件とアンドリュー・レディス、そして謎めいた動きを見せるアッシュクリフ病院の人間たち。
相棒のチャックと事件の謎に迫るテディだが、事態は思わぬ方向に展開してゆく―
あらすじはざっとこんなところで、精神病院を舞台にした話です。
驚愕のラストだとか、いわゆるドンデン返しのあるサイコスリラーという触れ込みで
上映前には「結末を誰にも話さないで下さい」というアナウンスがあったり、
矢印を使った錯覚を見せて「謎を解くヒントをいくつ見つけられますか?」といった煽りが入るんですが、
正直言ってストーリー自体にそこまでの驚きはありませんでした。
この手の映画にありがちと言ってしまっては実も蓋もないのですが、隔絶された空間で
誰を信用していいのかわからなくなるというシチュエーションやその後の展開は
そこまで斬新というわけではなく、結末も個人的には順当と言ってもいいくらいです。
しかし斬新さとか驚きという意味ではそれほどでもありませんでしたが、内容そのものは
色々考えさせられるものがあり、見終わった後も強く印象に残りました。
印象付けとか映像の見せ方の上手さはさすがスコセッシといったところで、作品を通して安心して見られます。
この映画を見終わって、クリント・イーストウッドの映画に似た空気を感じていたんですが
後で調べると「ミスティック・リバー」と同じ原作者の作品だったと知って納得。
ちなみにこれを見た時はGW真っ最中だったのですが
あまりにエンターテイメントとはかけ離れた内容だった為か、見終わった後
「GWに何も満員でこんな暗い映画見なくても…」と思ってしまいました。
確かにスコセッシがこの作品撮る意味あったの?とか疑問が全く残らないわけではないのですが、
個人的には見ごたえがあって結構気に入った作品でした。
上でも挙げましたが「ミスティック・リバー」や「ミリオンダラー・ベイビー」といった作品が好きな方には
オススメの一本です。
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